初冬のふもとっぱら

ふもとっぱらで、天体写真

二泊三日の予定で,ふもとっぱらに来ました。晴れるのは初日の夜だけのようです。

夕日に赤くなる富士山をながめながら、ポータブル赤道儀のセッティングです。

普段、ポラリエを極軸望遠鏡でセッティングしていますが、今回はASI AIR Mineで

合わせ見ます。

BORG36ED 1.1×フラットナーに、ASI294MCの組み合わせとなります。

ポラリエには、テレスコ工房さんのPCB-EQ3を取付、パノラマ雲台を組み合わせ

て簡易赤道儀のようにしています。

ASI AIRを接続する際、当然ですがマウントをnone選ぶのですが、PAでの指示どう

りに手動で極軸を回転させる事で、かなりの精度でセッティングできます。深追い

ハマりますが。

ふもとっぱらの天気は、ほぼ晴天ですが、筋状の薄い雲がたまに流れて行きます。

観望用に宮内BJ-100を設置しましたが、あっという間に、レンズが曇ってしまい

ます。冬はヒーターが必要ですね。

暗くなって来ましたが、これが最後の撮影になるだろう紫金山、アトラス彗星に

カメラを向けてみます。

目視では当然見えませんから、居るであろう位置をプレビューモードで撮影しな

が存在を探して行きます。

なかなか苦労しましたが、何とか薄く尾を引いて居る存在が確認できました、

この彗星の、一番良いコンディションでは、良い姿が撮れませんでしたが、尾の長さ

は見事でした。BJ-100でも確認しましたが、何とか彗星と分かる程度でした。

薄明も終わって来たので、高く上がって来たペルセウス座二重星団にカメラを向けて

みます。

空の透明度が良いからか、iphoneの画面に、カラフルな色の星たちが現れてきます。

Live stack 10秒露出で30分撮影します。寒いので、早速車に避難して温まります。

画像の状態を、暖かい車中で出来るのは、ほんとに助かります。

オリオン座が富士山から上がってきました。東側は、光害の影響を受かるので、ある

程度高度が上がってからの撮影になります。

こからは、M42,馬頭星雲、薔薇星雲と横綱クラスの星たちが勢揃いします。

外気は-3.4度。センサー温度は6度ほど。

アングローは気になりますが、星像もシャープで、フォーカス、ガイド共今までで

、最高の出来となりました。

寒くてダークが撮れなかったので、後日自宅のポータブル冷蔵庫を氷点下まで

下げて、ASI 294MCにキャップを付けて、撮影しました。

これを冬用のマスターダークにしてみます。

先日、ポラリエに取付てあるPCB-EQ3が、ぐらついているのを発見。

イモネジを増し締めして、キッチリなりました。

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